有意義タイム

ARTICLE PAGE

『約束のネバーランド』2巻 感想と考察(ネタバレあり)

『約束のネバーランド』(原作 白井カイウ 作画 出水ぽすか)、2巻『コントロール』。


エマはみんなで脱出するという目的のために、あることを思いつきます。
エマ、ノーマン、レイは年長の方なので、問題ないとしても。
それよりも小さい、年少の子供たちと一緒に逃げるとなるとそれだけの力が必要。

ということで、鬼ごっこという名の“訓練”がはじまります
もちろん、ママ達には気づかれないように。
遊びのフリをするというのはとてもいいアイデアだと思いました。

頭と体を使って鬼ごっこをすることで、逃走の基礎力を鍛えるといった発想ですね。
途中でシスター・クローネも鬼ごっこに参加してくるのですが、正直恐怖でした(笑)。
読んでてハラハラ……。

ほとんどの子供たちは捕まってしまうのですが。
ノーマンとレイは上手く逃げ回ることで、勝利を掴み取ります。
ここはさすが、頭がいいと評価のある二人だと思いました。

2巻ではノーマンの作戦で「内通者」の正体が明らかになります
ここもまた、上手いんですよね。
年が近くてそれなりに戦力になりそうな、ドンとギルダを引き入れることになるのですが、同時に誰が内通者かの実験を行います。

塀から脱出するためのロープの隠し場所を、それぞれ別の場所を伝えるんですよね。
これは読んでて「なるほどー」と感心しました。
内通者だったらママであるイザベラに報告がいきますからね。

ここで驚いたのが、そのトリックにひっかかったのは“レイ”というところですね。
え、なんでレイ……!?って読んだ人たちは思ったでしょう。
私もさすがにここは予想がつきませんでした。

実はエマとレイの前で言ったロープの隠し場所と、実際に本人に伝えたロープの隠し場所が違うんですよね。

『今 お前の目の前にいる俺は』
『最強のカードだ』

内通者という中立な立場。
だからこその圧倒的な情報量

レイは内通者だということを認めるのですが、ではなぜ内通者になったのか?
そのメリットは?
レイは語りだします。

レイはずっと前からハウスの真実を知っていて、ノーマンとエマを殺させないために脱獄の準備をしてきたのです。
で、ここで複線回収。
そもそもコニーがとても大事にしていたリトルバーニー(ぬいぐるみ)をハウスに忘れるのはちょっと変ですよね。

ハウスから出て行くのだから、もう少し念入りになるだろうし。
ここでリトルバーニーを奪って、エマとノーマンを門に行かせたのはレイだということが判明します。
すごいですよね。

なんとなくひっかかっていたものが、繋がっていきます。
レイは条件としてノーマンに、“エマを騙して全員を諦めさせる”ことを要求します。
しかしノーマンはエマが好きで、エマの考えを尊重したい。

むずかしいですよね……。
私がその場にいたとしても、かなり迷うと思います。
何十人もいるみんなで逃げるのは難易度が高い。

効率でいえば、3人や5人だけで逃げた方が断然、成功率が高くなります。
しかしできることなら、みんなと一緒に逃げたい……。
もう、誰も失いたくない……そういうった葛藤ですね。

まあでも、イザベラも勘が鋭いので、ちょっとした変化に気づき始めていると思います。
イザベラも何気ないフリをしていますが、何かあると思いますね。
ここで盗聴器をしかけられていたら?という考察もしてみましたが、それは無さそうなんですよね。

まるでこちらの手の内を読んでいるようなイザベラですが、まだ踏み切っていない。
出荷もしないし、情報の探りあいに時間を注いでいるように見える。
まあ出荷をしないってことに関しては、“より良い脳が欲しいから”という理由につきますけどね。

そして、秘密の部屋の存在をエマが発見します。
部屋と部屋の間に、“空間”があるころに、歩幅で図ることで気づきます。
これも中々鋭いですよね。

考えてみれば頭が良いっていったらノーマンとレイがすぐにあがりますが、エマも毎日のテストではフルスコアをとっているんですよね。
女の子だからか考える上で感情が優位なところがよく見られますが、中々細かいところも見ていて今後の活躍も期待できそうです。
女性はマルチタスクに優れているとも言われますからね。

『①脱獄(塀を越える)』
『②逃走(無事に離れる)』
『③自立(安定した生活を築く)』


ノーマンが言ったセリフです。
よく考えてますよね。
逃走したとしてもそこがゴールじゃない。

自立して生活をしていかなければならない。
そこがその先の大事なポイントですよね。
先まで考えるかで、準備はまったく違うものになりますからね。

また、図書室にある本に張られているフクロウの絵。
そこにはウィリアム・ミネルヴァと書かれていて、メッセージを送ってくれているといいます。
どうにもこの人が今後の“鍵”になりそうなんですよね……。

あと、マンガの表紙カバーをとると、いつも意味深な絵が描かれているのですが、それも気になります。
1巻では、胸に手を当ててうつむく、子供の姿のイザベラ(?)が描かれていました。
イザベラもハウスで育ち、まだ明言していない目的があるのかな?って考えさせられました。

2巻のカバー裏では、フィル(4歳 No.34394)が、図書室でフクロウの絵を描いています。
これはフィルとミネルヴァの繋がりを表しているのでしょうか……?
その紙の下にはちょっと隠れていて見えずらいのですがおそらく「HARVEST」という文字、収穫という意味です。

これだけ見ると、フィルがメッセージを書いているようにしか見えないのですが(笑)
ただお絵かきしてるだけ、なのかなぁ。
他には“誰か”が棒状の“何か”を持っている絵と、「promised B06-3」という文字が見えます。

この3の次に何書かれている気がするのですが、うーん見えない。
「promised」だから約束したという意味ですね。
なぜ、約束したなんでしょうか。

タイトルが『約束のネバーランド』なので、どうにも「約束」という言葉がキーワードみたいですね。
イザベラ、ハウス、フィル、ミネルヴァ、約束、そして一人一人に振られたナンバーの謎。
ナンバーは、エマ、ノーマン、レイ、ドン、ギルダの下三桁がみんな同じの「194」なんですよね。

何かしらの法則性がありそうです。
考察するにはもっと情報が欲しいですね。




2巻の感想、いかがでしたか?
楽しいですね、こうやって物語の先を探っていくのは。
ではまた次の巻も、よかったら一緒に考えてみましょう。 ブログランキングに参加中です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
Category: ライフスタイル
Published on: Tue,  11 2017 14:44
  • Comment: 0
  • Trackback: closed

0 Comments

Post a comment