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結局思考をコントロールするにはどうすればいいのかの答え

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最初に結論を言います。
思考をコントロールするには、思考をコントロールしようと思わないことです
なぜなら人は、これをやめようと思えば思うほど反動が出やすくなってしまうからです。
では、自分の思考とどう向き合えばいいのか?
その具体的な方法についてお話します。


「考えない」ではなく、「あきらめる」
ある実験を紹介します。

テキサス州トリニティ大学の心理実験室で、心理学者のダニエル・ウェグナーが17名の学生に協力してもらった実験です。
ウェグナーは学生たちに「これから5分間、シロクマのことを考えないでください」と指示をしました。
学生たちはシロクマのことを考えないように、考えないように頑張った……のですが。
どうしても抗うことができず、気がついたらシロクマのことばかり考えてしまっていた、というものです。

考えてはいけないと思うほど、そのことが頭から離れなくなってしまう
そのことをウェグナーは「皮肉なリバウンド効果」と呼びました。
この実験からわかるとおり、人はそのことを「考えない」と思うほど、深みにハマっていってしまいます。
つまり、「考えたくない」ことに対して「考えない」と思うことは間違った対処ということになります。
そもそも、なぜそうなってしまうのでしょうか?

これはおそらく、さっきの実験でいうと「シロクマのことを考えない」と思っていたのが原因だと思います。
「考えない」だけでは、何について考えないのかがはっきりしない。
短期記憶にも限界があるので、「シロクマのことを考えない」と「シロクマ」という対象も含めて、考えないようにしていたほうが上手くいくと人は思う。
ですが、頭の中に「シロクマ」という言葉が浮かべば、どうしてもシロクマのことを考えてしまいます

だからこそ、そのことを考えないようにするには、対象を含めて考えないということが大事なのだと思います。
また、人には禁止されるほどその行為をしたなくなってしまうという「カリギュラ効果」があるので、それも原因になっているのだと思われます。

つまり考えたくないことがあるなら、そのことについて考えないのではなく、「考えてもいい」と捉えるのが正解です。
禁止行為にしないことでカリギュラ効果が働かなくなります。
抑制しようとすると反動がくるなら、抑制しなければいい。
1歩下がって自分の思考を観察するようにするのもいいと思います。
とにかく考えない上で大事なのは、思考をコントロールすることをあきらめることです。

これは感情についてもいえますね。
感情も浮かんできたら、コントロールしようとしないことが大切
操ったり押さえつけようとすると、その反動で感情が膨れ上がったりこじれたりする可能性があります。
傍観者になりましょう。
自分と感情を切り離して考えることで、より自然に感情と付き合っていくことができます。


いかがでしたか?
人間には抑制しようとすると反発してしまう性質があります。
そこを知った上で、「あきらめる」ということを上手く使ってみましょう。


参考文献
『図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室』(ケリー・マクゴニガル 著、監修 大和書房)


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Category: ライフハック
Published on: Sat,  15 2017 11:17
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